「野火」を観た感想


この前、ある有名なゲーム製作者を介して「野火」という映画を観ました。最近、同映画のブルーレイ版が発売され、ネットのレンタルが始まりました。そして今日、アップル社のiTunesで視聴しました。

この映画は西暦50年代に出版された同名の小説を映画化した物(もの)です。原作の著者の戦争体験に基づく戦争文学でした。時は先の大戦末期、フィリピンのレイテ島が舞台です。映画は終始、一人の兵士の視点から語られています。従来の太平洋戦争の映画と違い、その中には、最後まで敵と戦って玉砕する事(こと)を謳歌するものではありません。有(あ)ったのは生きるための仲間同士の殺し合いしか有りません。天皇陛下の軍隊としての誇りは疎か(おろか)、人間としての資格もなくなりました。生き延びる為に、何でもするのです。ついに人肉さえ平気で食べられる様(よう)になってしまいました。

「その地には、最早(もはや)神がいなくなった。」映画を観ながら、私はこのように思いました。

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