現地の物価が高い
今回は大型お土産を購入していなかったが、それでも現地での支出は予算を30数万円オーバーした。現地の移動費用を見積もっていなかったことも一因だが、やはり現地の物価レベルが高く感じられた。スーパーで食材を買って自炊すれば格安で過ごせそうだが、外食は高い。とくにヴェネツィアでの外食はお酒を注文しなくても常に100ユーロ近く上る。ドイツに入ると、トイレさえ有料だった。
Tax Refund(免税)
ヨーロッパでは、日本のようにその場で消費税が免除される制度はなく、「Tax Refund」という還付制度が一般的である。お店で申請手続き(Claim)をし、空港の税関に申告したうえ、カウンターで還付申請を終える流れだが、私がこの制度の存在に気付いた時はすでに旅の終盤だった。当然申請しそびれた買い物も発生してしまった。
不思議なことに、お店から還付制度のことについて案内されることはほとんどなかった。しかも、そうした対応は一部の店舗に限らず、ベルリンの大手百貨店を除いて、どこでも免税については触れられなかった。Global Blueのアプリを入れておけば、身の回りにある対応事業者をすぐ調べられるので、予め用意しておくのをおすすめする。
プレスティアが一番お得
今回の旅行において、エポスカード、三井住友カードとプレスティアという3枚のカードを利用した。結論から言えば、思い切ってキャッシュを用意してプレスティア一本で使ったほうが一番お得だと思う。
プレスティアとは、SMBC信託銀行が発行しているデビットカードのことである。入会するために一定のハードルがあるが、海外のATMで無料(条件あり)で現金を下ろせるし、VISAで決済する時に外貨預金をそのまま落とせる。クレジットカードで安易に決済すると、為替レートに手数料が上乗せられる仕組みになっている。しかも、同じVISAブランドであっても、為替レートに差があると思わなかった。
プレスティア:164円/ユーロ(外貨をそのままTTBレートで購入する場合)
エポスカード:166円/ユーロ
三井住友カード:170円/ユーロ
エポスカードに関してよしとして、三井住友カードの手数料は普通に暴利だと思う。幸い今回三井住友カードの利用が少なく、主にエポスカードで決済していた。
現地語の勉強が不要で英語を押し通す
特に興味がなければ、予め現地語を勉強する必要ないと思う。理由として、中途半端に現地語を覚えて使っても結局相手も現地語で返してくるため、あまり意味を成さないことが多い。「こんにちは」、「Excuse me」程度の挨拶もどれぐらい実用性があるか微妙だった。英語だけで十分通じるので、自信を持って使い通せばよい。
また、複数の国を回るとなると、それぞれの国の言語を身につけるのは現実的ではない。私は学生時代にドイツ語を勉強したことあるので、ミュンヘンの一件で意地を張ってドイツ語を拾ったが、脳みそが素直に疲れた。それと対照してイタリア語を覚える気がゼロで、フレンドリーなイタリアの方々に申し訳なかった。
ヨーロッパへの移住について考える
今回の旅行の本質に触れるテーマだが、アメリカとヨーロッパの両方に実際足を運んだ結果、日本は一番住みやすい国であるという結論に至った。人間社会の限界点でもあると断言する。日本を諦めてヨーロッパに移住することはないと思う。
一方で普段エスプレッソを飲み、イタリア料理を作り、限りなくヨーロッパ的なライフスタイルを送っている自分にとって、異文化としてのヨーロッパに対しては抵抗感よりむしろ親しみすら感じる。特定の現地語にコミットし、あくまで一人の日本人としてなら、中長期での滞在はあり得る話だと思う。
しかし、キャリアへの影響や、特に来るべきであろう子育てなど、現実を踏まえるとやはり難しい。















