セックス

私にとってセックスは健全な生活を送るに必要不可欠な要素だと考えている。病気や加齢などの理由で、セックスができなくなった場合を除き、セックスに応じてくれない「パートナー」は無意味に近い。実際、相談所で最初うまく行き、ある日突然「結婚しても一緒に寝ない。セックスも控えたい」と告げた女性に、仕方がなく断った経験がある。

セックスはマスターベーション(いわゆる自慰、オナニー)とは全く別のものだと思う。自分のオーガズムのみを到達点として目指すマスターベーションはただの「排泄行動」に過ぎない。一方、セックスは2人の共同作業であり、相手のオーガズムに目を配ることが多い。それができず、自分さえ気持ち良ければだと独りよがりの「セックス」はもはやセックスとは言えず、相手の体を使ったマスターベーションだ。

それゆえ、私は「1人のセックス」ができない。初対面の人とセックスする場合、まず相手のことを知ろうとある程度の雑談をする。これはマストであり、セックスの大前提だ。まともに会話ができない人、例え美人であっても私は勃起できない。始終ポーカーフェイスを見せる相手より、お気に入りのエロ漫画を見てマスターベーションをしたほうがよほど気持ちいい。一回だけそういったお方にあたったことがあるが、その時は自分からセックスを拒否し、その場で解散した。

男女の生理的な違いにより、女性は往々にして男性よりオーガズムに到達するのが難しい。そのために、前戯のパフォーマンスはセックス全体のクォリティを左右すると言っても過言ではない。自分の場合、前戯の段階で一度女性をオーガズムに導いてから本番に入るのが既定のパターンになっている。体調などでタイミングが悪く、どうしても前戯では女性にオーガズムに到達してもらえない時もあるが、セックスする度にほとんど約束されたオーガズムによって女性のセックスへのモチベーションを長期に渡って高く維持することができる。

性欲のためもあるが、一夜の関係ではないパートナーとのセックスに関しては一概に言えない。愛情表現であり、自分の義務でもある。自分にとって様々な要素が含まれている。少なくとも私はセックスに必要とされる安心感や達成感、相手との関係の確認を求めている。自分が作った手料理を食べてもらうことも時々セックスとセットとなっている。自分の料理を楽しんでもらった後のセックスは、食欲と性欲を同時に満たすことで、一時的ではあるが相手を完全に支配しているという感覚を伴い、ドパミンが大量に分泌されて激しい快感を味わう。

非モテだった私も、この歳になると多くの人とセックスを経験してきた。印象的な記憶が多く、想像を膨らませるが、不注意も多々あって、性病検査の常連になっていた。結婚は2回までとのことで、仮に今の妻と離婚したら再婚することはないが、セックスだけがまた誰とするだろう。

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