「帰国」

今日、代理店にパスポートを撮りに行った。ビザは無事に発行してくれたことを分かった。夜、空港に向かって日本に帰る旅に出た。全てのことは予定通りに進んでいる。

今回発行してくれたビザは2年3ヶ月の留学ビザだけれど、卒業すれば自動的に半年分が延長される。さらに、まともな起業に就職すれば、一気に5年間の滞在資格を貰える。次が、帰化したいかどうかになる。ということで、実質的にビザの件で困ることは起こらないだろう。

しかし、今回の旅には気掛かりがあった。以前と違って、今回は家族と離れると悲しい気分になっている。期限なしに家族と暮らせる日々はもう来ないという事実はあまりにも重い。今までの人生は私が未来の為に戦ってきて、母も私の為に苦労してきた。そのせいで、一生にどこかに遊んで行ったり、普通の生活をしたりしなかった。気が付けば20代後半に突入した。母も老いてきた。

何度も言ったように私は心の底から日本のことを愛している事に違いない。しかし、家族のことも愛している。それぞれに思いが違うことに今初めて気が付いた。この2つの気持ちをどう両立するか。いや、そもそも本当に両立できるのか。今の私にはまだ分からない。

「母も早くビザを取って日本に遊びに来なよ」と空港の前で母と別れた時に願った。空港に入った途端、日本人の方に日本語で声を掛けられた。久しぶりに日本語を交わして嬉しくて緊張した。

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