チャイナのネット事情

私の両親が若かった時代には、例え日本製の高感度のラジオを使っても、海外のラジオチャンネルは上手く受信できませんでした。時代が変わって現在、もし貴方がいきなり大陸に来たら、ホテルのWIFIに接続しても、普段使っていたネットサービスの八割くらいが使えなくなることに気付くでしょう。アンドロイドのプレイストアさえ入れません。ヤフーが開けますが、非常識くらいにラグが発生します。

これらの現象はなぜ起こるのでしょう?

皆さんは既にご存知かも知れません。そう、昔も今でも、チャイナには目に見えない壁が存在しています。過去の10年間、ペキンの反対勢力のサイトから、フェースブックやツイッターなど、国際的に有名なサイトが相次いでチャイナ住民の視野から消えてしまいました。あのかけがえのないグーグル社すら、追い出されました。

個人にとっても、ビジネスにとっても、非常に迷惑だと思います。GMAILを使っている会社は、世界中に数え切れないほどありますね。GMAILから送られたメールはチャイナのサーバーに届きません。大学の研究者も、時々世界最先端の論文を探そうとしても、探すためのツールがなくなりました。

勿論、「壁」を超える方法もあります。けれど、非常に不安定で、時には1つのサイトや動画を見るために、単に壁を超える方法を調整するだけで30分、時には数時間を要してしまいました。精神的にしんどいと思います。日本の皆さんにとって、ユーチューブを観るのは、結構普通な事でしょう。然し、チャイナには贅沢なことなのです。私は快適にユーチューブを観るため、台灣、日本、アメリカなど世界中にスムーズ中継してくれるサーバーを試し、ようやく観ることがでます。海外で、単にクリックしてできることが、チャイナではそんなに面倒になるとは本当に煩わしいことだと思います。携帯も、今皆さんは、アイフォーンのほか、アンドロイドのを使っているでしょう。グーグルが封鎖されたことにより、アンドロイドの固有機能がほぼ全滅しました。一部のアプリがグーグルと繋がらないと、バッテリーをどんどん消費するようになってしまい、削除しか方法がありません。

別に、ペキンへの「悪口」を見たいわけではないのに、ただ普通に世界と繋がりたいだけなのに、ペキンはやり過ぎだと思いませんか?とは言え、チャイナ住民の大半がもうこのような壁がある世界に慣れたようで、不満を言う人はあまりいないようです。むしろ、たまたま壁に穴が空いたとき、億という単位のチャイナ住民たちがSNSで海外のユーザーに迷惑をかけていた、というユースも見たことがあります。こう見れば、壁の存在が逆に檻みたいに海外の人たちを守っているように見えます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です