先日、ある日本人の知り合いに声を掛けられて、上海での就職についての話を聞かれた。大学できちんと中国語を勉強してきて、交換留学を通じて実際上海に1年間住んだこともあるようだし。結構気に入っているようだ。
以前リクルートでのインターンからの経験を活用して、知っている限りの情報を伝えたら、彼女はとても満足したようだった。どうも本気で上海で働いていこうとしているみたいだ。「どうして上海で働きたいの?」と聞いたら、上海のことが好きのほか、「日本にはもう未来がない」と「日本企業の職場がきつい」という2つの理由を挙げた。
私自身も元の国から出て日本で就職するつもりなので、彼女の考えを否定する立場がない。彼女が挙げた2つの理由はどちらも「正しい」と思うし。確かに、日本と比べると、中国の方がまだ元気である。日本企業の雰囲気も誰でも知っている通り厳しくて、私生活が食い尽くされるのも日常茶飯事なのだ。
それで、彼女に「みかん君はどう」と聞かれた。「日本で就職したい」と答えた途端、彼女はがっかりした顔を見せてくれた。日本は衰退しているが、一度底に落ちても必ずいつかまた再起できると信じている。未来がまだまだある。むしろ我々の手で作るのだ。私も伝統的な日本企業で働きたくないが、外資やベンチャーなどの選択肢もあるし。日本企業を回避することは困難ではない。
「じゃあ、私たちは替わろうか」と私はこっそり心で呟いた。
