戦前から、「日本には四季があるから日本人は凄いのだ」という説があった。今でも一部の日本賛美の番組はそれを引用しているみたいだ。流石に無茶な話と思うが、日本人は確かに他国と違う所があると思う。今回話したいのは学校生活のことである。
私は長い間、アニメによく出てくる多種多彩なクラブ活動=部活はフィクションだと思っていた。遊びみたいなことにそんなに力を入れて、勉強や試験はどうするのだろうと考えていた。しかし、日本に来て3校の大学での学校生活を経験した後、アニメに出てきた部活というモノは本当に存在していることが分かった。
経験してきた3校には、どれも吹奏楽部や軽音楽部、野球部がある。校内では常に彼らが練習している姿が見られる。大学だけではなく、高校から既にそういう活動があると聞いた。実際、私の家の隣に丁度高校と中学校があって、毎日運動部の生徒たちの練習している声が聞こえる。アニメ「Just Because」第一話でもそういう場面が忠実に再現されていた。日本の若者たちは間違いなく素晴らしい生活を送っている。
その一方、中国の学生たちは何をしているだろう。私の場合、高校時代は朝7:30から始まり16:30まで通常の授業だった。夕方に予備校に通うこともあり、家で大人しく勉強しても、寝られるのは既に夜中になってからだった。それでも、頭が良くないので成績は上がらなかった。
部活まで手が回らなかった。そもそも存在しなかった。中国の学生は皆、大体同じような生活を送っていた。加えて、郊外に住んでいた私は都心へ出ることを両親に禁じられていた。都心にある予備校に通うようになったお陰で、ようやく初めて1人で都心へ行けるようになったのは既に高校2年のころだった。
大学に入って、そこには確かに部活があった。しかし、あくまで存在していただけで、皆さんは今まで勉強ばかりだったので、日本の高校には遥かに及ばないしょぼい部活を行っていた。今までの厳しい勉強への反発からか、皆さんは勉強から離れて、役に立たない資格や幻の人脈つくりに没頭していた。
では、果たして、皆さんは全員国にとって大切な人材になったのか。いいえ、基本的な仕事すらできない人がかなり多かった。就職しても月給6万円しか貰えないのは多数だと思われる。
つまらない、つまらなすぎてどうしようもない。こういう教育が、感性のある人間を生み出すわけがない。それところか、一体何のためにそんなに厳しい生活を送ったさえ分かる人はどれくらい居るだろう。
なので、四季ではなく、幅広く物事を体験できる豊かな生活が日本人の感性を育てるのではないかと思う。
