大阪滞在

自粛ムードの最中に、私は東京を離れて大阪への旅を出た。もちろん、観光のためではなく、会社の研修を受けるためだ。Twitterで「疎開」と称しているけど、この都会から都会への旅はさすがに「疎開」とは言えないと思う。

うちの会社はそういう同時に「大阪本社」と「東京本社」を設置しているパターンだ。会社の2つのルーツ、いずれも大阪発祥だから、それは今回大阪に行くわけだ。研修というより、まるで一種の儀式(ritual)のように見える。

この会社で活躍すればいずれ大阪勤務が避けられない。むしろ、今の東京勤務も自分のわがままの結果であり、「現状として東京本社で働く」と度々言われていた。本社で働くことが通常出世コースの兆しとして捉えられるが、私はあまり東京から離れたくない。

大阪は方言があるし、なにより日本の中心ではない。標準語を身につけ、なまりを一所懸命削ろうとしている自分にとって、とても日本語の方言をマスターできる気がしない。方言を知らない日本人ですら疎外感を覚えるのに、外国出身の自分には余計なハードルだ。

向こうの国に政治中心がペキン、経済中心がシャンハイという明確な役割分担があるに対して、日本の政治中心も経済中心もいずれ東京なのだ。中心に居るのは、チャンスに恵まれることを意味している。少しでも転職したい意思があれば、最初から大阪ではなく、東京に身を置くべきだと考えている。

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