終わらない「準備期間」、やってこない「普通」の生活

来月とうとう28歳の誕生日を迎えます。紛れなくアラサーになったにも関わらず、私の人生はまだ「準備期間」にあります。信じられますか、肉体のピークが過ぎて下り坂に入ったのにまだ将来のために何かを準備しようとしています。今まで散々無理をしてきたのに、人生の回収期なかなか見えてこないですし、別に社会の役に立ったわけでもありません。社会の寄生虫というより単に空回りしているではないでしょうか。

支配者の更迭

就職とともに、長い間に執拗に私の人生を細かくコントロールしてきた両親が手を引こうとしています。最初はまだ仕事の態度や生活の様式に口を出していましたが、やがて経済的な制裁ができなくなったことを認め、徐々に静まりました。ついに自分の人生を取り戻し、曲がっている人生を直そうと思ったら、今度別の支配者が現れました。それは会社です。

エスカレートする長時間労働

コロナ入社ですから、元々他の社員と同じほとんど在宅勤務の形になるはずですが、私は危機感を覚えて上司に出社の要望をしました。まさか、今になると出社が当たり前になってしまい、たまに在宅勤務を申請してもまるで迷惑をかけているような顔をされるようになりました。

業務が徐々に増えて残業をしなければならない時も出てきました。しかし、残業しても残業代は絶対出ません。確かに基本給が他社より高いですが、このように長時間労働になるとそのバリューが消えて大して高くない給料になってしまいました。

周りの同僚は誰彼もいつも夜遅くまで働いています。業務の交代が終わったら私もいずれそれぐらい働かなければならなくなります。入社10年以上、上級レベルの給料を支払われている彼らと違って、私は3年間の新人期間に縛られて低い給料しかもらえません。このように考えるとすごく損している気分になります。

消えていくプライベート時間

両親の支配から脱却した私はたくさんの課題を抱えています。それらの課題を攻略するためにすでに手一杯なのに、仕事のためにプライベート時間が大幅に圧縮されてそれどころではなくなりました。

何にも興味が湧かなくなりました。とりあえずハマれそうなものが見つかれません。退勤して帰宅したらベッドに倒れ込んでぼーっとするしか何もしたくありません。せっかく作った新しい趣味も廃れつつあります。

土日でしたら家事も忙しいですし、残った仕事を処理しなければならない時も多いです。もしくは仕事上必要な資格を勉強するとかです。

輝く将来の約束、再び

「いい大学に入ってから」、「いい会社に入ってから」、両親はつねに輝く将来を約束して私に普通の生活をやめさせていました。友達との時間も、好きだったゲームも、体験したかった全てを諦めて学生時代に辛抱すれば、必ず欲しいものを手に入れられると思っていました。まるでいい大学といい会社に入れなければ生きていく権利がないように、一択しか選ばせられなかったのです。

「…をすれば、3年後面白いキャリアを築けるよ」、「最初から〇〇に配属されてみんな羨んでるよ」入社してから上司や同僚に言われる言葉、かすかに聞き覚えがありました。子供の時から延々と両親に言われていた輝く将来と瓜二つです。

また待たなければなのですか。両親が約束してくれた自由や輝く将来は一体どこにあるのでしょう。10年間頑張って、さらに3年間辛抱して、31歳から自分が過ごしたい生活をしようというんですか。

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