金融庁に内定した同級生のMさんと同じ時期から簿記検定を取り組んできた。一発で2級を挑戦する私と違って、Mさんはまず3ヶ月間をかけて3級を取り、そして2級に応募した流れだった。その後、Mさんは順調に2級に合格したか、うかつにデートに誘ってお互いの関係を破綻させたから私にわからない。おそらく予定通りに受かったと思う。
一方、私はようやく2級に合格したのはそれから約2年後のつい最近なのだ。しかも、簿記検定の制度が変わり、かなりやりやすくなったネット形式での合格で、昔の合格率2割弱の意地悪な統一試験と比べられるものではない。
簿記2級は今までの受験体験の中で厳しい部類に入る。さらに言えば、個人的に簿記検定は就活の次の挫折経験だ。正しい姿勢を構えて一定の練習を地道にこなさなければまず受からないと断言してもいいだろう。
実は簿記検定を受けること自体は、遠くなっていく学部時代にすでに構想していた。当時は結局「英語会計」を選び、思えば無駄に近い時間を費やしてしまった。来日してから度々簿記2級に応募しても、20〜30点程度の合格ライン半分以下の結果しか得られなかった。
何がダメだったかというと、確かに会計にあまり興味がないところも大きいが、やはり受験姿勢がまずかったと思う。以前免許に落ちた時に触れた通り、私は難関資格以外のものを軽蔑的な態度を取る傲慢な人だった。今までの簿記受験も、毎回試験日の1ヶ月前から準備を始めても、その1ヶ月間だけの時間にも全力を出していなかった。雑に受験して落ちて「誰でも受かれる試験が落ちた」と考えてイライラする負の連鎖は続いていた。
免許取得のショックで私は深く反省して姿勢を正そうとしていた。資格受験への偏見をなくすマイルールも作った。それ以来免許やITパスポートの受験は一向にスムーズになってどうも問題の根源を解決できた。4月末から簿記勉強再スタートさせ、6月の統一試験を受けて合格できなかったが、とりあえず3級を目指すことにした。不合格だったが、従来と違って手応えがあって、どこが不足したか気づくことができた。
3級の論点は少ないから、ある意味で出題がパターン化した2級より難しいところがあって2回受けてついに合格できた。今回の2級受験は結果的に合格できたが、一部の論点にまだ弱いところがあって、運がよくてやり過ごせただけだと思う。
会計の基礎を持っても、再スタートから合格まで3ヶ月間がかかった。冒頭挙げたMさんの勉強計画の合理さを痛感する。ゼロからスタートの場合、1つの目安としてやはり6ヶ月間を想定したほうが無難かもしれない。

