先日、同年代の友達と少し貯金の話をした。タイトルはその友達の発言だ。友達はすごく立派で、長い間に失業したにも関わらず、正社員に復帰したらすぐ100万円も貯めた。素直に認めるが、もうすぐ30歳の身として未だに「自力」で100万円の貯金を作れたことがない。辛うじて20数万円を貯められたことがあるぐらいだった。
実際貯金自体は100万円以上を持っているし、金融資産もわずかながらある。資金源は主に2つある。まずは実家からの仕送りと支援だ。学費や生活費、新生活支度金などとして支給されて、その余った分を貯金している。これに関して原則、最後の最後まで崩さないようにしている。いわゆる「緊急予備資金」である。
もう1つは住宅ローンの残金だ。今年住宅ローンを組んで諸費用を差し引いてもそれなりの額が残っている。繰り上げ返済にはインパクトが小さく、何もせずに残しておいた。これもまた一種の「緊急予備資金」である。およそ住宅ローンの一年分に相当するから、万が一の時に1年間住宅ローンのことを心配しなくても済む。
日常生活において、私はさほど「節約」を意識していないが、決して浪費家でもない。極端的にお金を貯められていないのは本当に自分のせいだけではないと信じたい。今までの人生にお金を貯められそうなタイミングがなかった。事実、実家の支援に頼る学生の時期が非常に長くて、卒業したらすぐ妻と同棲して結婚、加えて単身赴任も強いられていた。社会人になってから2年半のうちに、自由自在の独身時期はわずか半年程度だった。
このようになると、22歳社会人デビューの教科書的事例と比べるともはや話にならないから、その辺りに関してすでに気にしていない。そもそも住宅ローンというのは自分に家賃を払っているようなもので、このままでも別段貯金しなくても「資産」が増える。とはいえ、貯金できていない現状に私も危機感を覚えている。
問題は将来の子育てだ。人間は本当に不思議なものだ。高校生の時に私は子供が嫌いで、ディンクスを目指していた。しかし25歳が過ぎると年々子育てのことを意識するようになり、最近とうとう具体的なイメージまで湧いてきた。子育てといえば、部屋の問題と教育の問題が一番頭に浮かんでくる。
今の部屋では全然子供を育てられない。第一、部屋の数が足りない。書斎があるものの、子供部屋にするほど広くない。子供を持つ前に、より広い物件に引っ越すことが確定している。都心で狭めのマンションで我慢するか、渋谷区のちょっと広めのマンションで妥協するか、それとも思い切って都心から離れてベッドタウンで豪邸を建てるか、全然決められないが、たくさんのお金が必要なのは変わらない。
教育の問題、言うまでもない。妻も私もそれなりに学歴を持っているから、子供の教育と学歴を気にしないはずもない。学歴を持っても大して何もできていない自分だが、もちろん学歴がすべてだと思わないが、学歴を夢への近道として捉えていて、充実な人生にエッセンシャルな存在だと思う。確かに偏差値の低い中高に居ても、名門大学に合格できた人もたくさんいる。私だって、いわゆるFラン出身だった。しかし、そういうケースに個人の努力、何より運に高度に左右されており、再現性ほとんどない。逆に言えば、良い中高に居たとしても必ず名門大学に進学できるに限らないが、最初から可能な限りにベストな環境を子供に用意するのは親としての義務だと思う。
お金がかかるのは部屋と教育だけではない。子供たちの生活固定費や海外旅行などの文化的行事など、たくさんのお金が必要だ。キャリアを頑張って生涯年収のボーダーを広げる他、ある程度の節約を実践したい。これは日常生活の所々をケチようとするわけではなく、不必要な出費を控えることだ。とくに耐久消費財の買い替えを見直すのだ。例えばまだまだ使い勝手が良ければスマホの機種を変更しない。そして、むやみに新たな趣味に投資せず、すでに初期投資が済んだ趣味を深めること。
