新大阪活動報告②勘違いの塊

経理部の業務引き継ぎがついに本格的に始まり、この1週間に濃密な生産的活動に没頭していた。会計ソフトはもちろん使うが、主にExcelを中心に作業している。嫌なほど抵抗感を覚えたわけではないが、わくわくするほど好きでもない。私にまだ経理の醍醐味を知らない。

着任してから2ヶ月も経っていないが、経理ないし監査法人等を含める士業にかなり勘違いを持っていたことに気付いた。

経理部と監査法人

一番ショックを受けたのは事業会社の経理部は監査法人や税理士法人のような会計系コンサルより別段劣っているわけではなく、少なくとも平行的な関係であることだ。

事実、同僚の中でBIG4監査法人出身者が何人もいる。中には海外のコンサル経験者もいるらしい。もちろん、着任早々いきなり先輩たちに「なんで監査法人をやめて事業会社に?」のような渋い話を聞いたらまずいので、まだその中の事情を把握していない。事業会社の業種にもよるけど、元々監査法人の給料もさほど事業会社より高くないし、福利厚生の部分を加味すればほぼ同程度のように思える。

(主に有資格者の)経理部員にとって、監査法人は「もう1つの選択肢」になれても、キャリアアップのオアシスではない。監査法人神話はあくまで一部のシチュエーションに限った話であった。

経理部と資格

経理部の仕事は資格を求めないし、資格に集中しすぎるとむしろ上司に叱れる。前記の通り、経理の実務は会計ソフトとExcelに依存しているから、会計知識ゼロであってもなんとなく業務をこなせる。本質的な部分は全部パソコンがやってくれたから。グラウンド業務を担当する若手のうちに、下手したら会計資格を持っているのは私だけかもしれない。

必然的にCPAの勉強はまた風にあたってしまった。しかも本丸だと思った経理部で否定されるなんて思いもしかなった。CPAの勉強は「趣味の領域」に叩き出されて、本当の趣味にしわ寄せしてしまう。私の数少ない世間的に趣味らしい趣味たちは闇に葬られた。

経理部と私

学生時代にかろうじて2単位の会計学しか会計に触れていなかった私はもちろん最初から会計士を狙っていたわけではない。経理職と無縁の両親に押し付けられた経験もあって、むしろ敬遠する時期があった。

限られていた選択肢の中で経理に踏み切った自分だが、後悔の思いももちろんあった。しかし、民間企業で活動する以上、同時に語学と専門知識を活かせる文系的部署は、思えば経理部しかないし、経理部が最適な選択肢に違いない。

時々もっと得意そうで、比較的にわくわくする情報系の学部に入ってシステムエンジニアかデータサイエンティストになればよかったかと悩む。一方、得意だと思ってもあくまで素人としての感想であって、いざプロの世界に入ると中の下という可能性も否定できない。

何れにせよ。29歳の自分にはすでに前に進むしか全うな道がないのだ。

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