魔の3月がついに終わりを迎えている。ただでさえ時間がないけど、今月なんと3回ほど映画館に足を運んだ。一緒に鬼滅を観に行く人が居ないから、鬼滅を観れなかったと愚痴ったことがある。そんな訳があるはずもなく、さほど鬼滅に興味がないからに決まっている。観に行かなければならない作品があったのだ。
ARIA
ARIAは私が最初からハマっていたアニメの1つだ。ARIAの新作はまだ出ていることに全然気付かなかった。シン・エヴァのスケジュールを調べたくて、TOHOシネマズのサイトで偶然見つけたのだ。ARIAはそういう人を選ぶ作品だと思う。物語として冷静に考えると少しつまらないと思われてしまうかもしれない。しかし、ARIAで描かれた世界は本当に完璧すぎて憧れが止まらない。登場人物たちはほどよい悩みを抱えていて、バランスを取れた素敵な日常を見せてくれる。基本的に全員優しい人で、人間関係の瓦礫は存在しないし、少し頑張ればすぐ報われる状態にある。天国、常世国より一番近いイメージかもしれない。
中学の時にちょうどアニメ系のテレビ番組がARIAを紹介して、それを観て私は一目惚れした。漫画も全巻買って、いつも一冊ほど携行していた。学校でいじめられた時、ないし授業中に先生に叱られる時、私はそれらを無視してポケットからARIAを出して何食わぬ顔でそれを読み始める。周りが全員敵だった時代に、ARIAがあって乗り越えられたかもしれない。
エヴァンゲリオン
信じられないかもしれないが、エヴァは向こうの国で放送されていた。幼い私は強制的に新世紀エヴァを繰り返して見せられていた。私はロボ物に興味がなかった。ガンダムに一ミリも興味が沸かないし、未だにそれの魅力を理解できていない。しかし、エヴァが違う。どこが違うか、ロボの要素以外全部違う。設定、技法、フォント、カット、アングルないし音楽、全部すごい。特に旧劇がやばいぐらいすごかった。ネルフ本部の攻防、アスカの覚醒と結末、サードインパクト、強烈な展開は私に衝撃を与えた。新劇が作られたが、旧劇を超えるレベルに到底到達できないと私の一貫した持論だ。事実上超えなかったと思う。Qが一番ひどかった。初めてQを観た時に絶望感すら覚えた。幸いシン・エヴァが円満に区切りを付けることができた。
どう考えても私はエヴァファンではない。しかし、新劇の終わりとともに、自分の人生も区切られてしまったように感じる。もうこれ以上の展開が望めない。庵野監督が引退したら、いつか適当な人の手でまたリメークなり、続編なり作られるかもしれないが、それも新たな感動を期待できない。
ガールズ&パンツァー
ガルパンはそういう一度そういうフザけた設定を受け入れれば、大分楽しめる作品なのだ。乙女のたしなみ、戦車道。最初は少し抵抗感を覚えた。全力でおっさん趣味をかわいい女の子たちに押し付けてやらせて、控えめに言っても最高だった。社会に捨てられた非モテ男性を意識して発案したのではないかと思える。ついでに元々ありきたりの地方の町、大洗の知名度を一気に世界に広げて一時的なブームとはいえ、大洗に膨大な経済効果を作った。劇場版で潮時でもよかったけど、最終章の出場に無理矢理感があるものの、設定上特に違和感ないからそれもそれでいいと思った。
ガルパン、とくに劇場版が私の来日直前の作品だ。来日間もない頃、東京移住の事前調査も兼ねて関東にきた時に大洗に行ってみた。ガルパン要素というより、海辺の鳥居のほうがよかったと思う。






